出会うべく
早いもので、展示終了から一ヶ月が経った。長くなってしまったRE-ISM のレポートを締め括ろうと思う。
では前回より引き続いてディスプレイの模様を。
ぼんやりとした灯りに照らされるSara Araki氏の絵
この絵は紙ではなく真鍮板に描いている。金属なので紙より少し硬い印象を受けるが、氏が描いている優しいラインが硬さを和らげている。
写真では解り辛いが、この額縁は絵を浮かせるように、絵の四隅を吊るような感じで固定する。飾り方が少し特殊な額縁だ。
絵の中のSara Arakiが創り出す「流れ」と額縁の木の天然の「流れ」その二つが偶然にも繋がる。別々に創られたとは思えない。この絵はこの額縁に合わす事になっていたのだろうか? 必然性を感じる。
吊り燭台
SKULLS YOSHIKI SUZUKI x TOMOKI TAKACHO
RAIN DOGS TOMOKI TAKACHO
シンプルなアイアンフレームに飾ってあるのは、写真集 SKULLS と RAIN DOGS
フォトグラファー鈴木嘉樹氏とクリエイター高蝶智樹氏が四年の歳月をかけてスカルを撮り続けた SKULLS
高蝶氏が旅の途中で出会った浮浪者達や朽ちているあるいは朽ちていく街を撮った RAIN DOGS
無機質な鉄の質感に Fit している。
USAGI-NINGEN
STORAGE 002を使い、Araki氏デザインの九谷焼やアンティークをディスプレイ。
頭骨
最後の方はざっと駆け足になってしまったが、会場レポートはこんな感じ。
最後にもう一度、RE-ISM にお越し頂いた皆様、会場設置、LIVE、お手伝い頂いた関係者の皆様、本当にありがとうございました。皆様のおかげで無事に終了することができました。
Carpe Diem MTMさん Sara Arakiさん お二人のお力があったからこそこの展示が成り立ったんだとつくづく思う。本当にありがとう。MTMさんは「3人は出会うべくして出会った」と言っていたが本当にその通りだと思う。3人とも表現するスタイルは違うが根本的な部分は似ているのではないか?何となくそう感じる。
次回に繋がるようこれからも日々鍛錬だ。
さぁもう10月は目の前。