in FUCKTORY REFUSE
FUCKTORY REFUSE 内で展示していた LIGHT IN THE SHADOW の写真を纏めたので、紹介したい。
今回のテーマ LIGHT IN THE SHADOW
深い闇の中に在る灯
薄暗く静かで少し不気味な空間
一歩店内に足を踏み入れれば、普段との時間の流れの違いに気付く。
言葉で言い表わし難いが、瞬間をより長く、一瞬を感じやすく
FUCKTORY REFUSE では時の刻み方が違うようだ。
暗い店内の真ん中にはガラスに描かれた絵 SARA ARAKI ズシリと重厚感のある鉄のラック TNSK
高蝶智樹×SARA ARAKI
蝋燭の灯が消え、辺りが闇に包まれる瞬間を高蝶氏が写真に撮り、ARAKI氏が筆を加えて一つのアートに。
闇に吸い込まれていくような儚い煙。ARAKI氏がその消え行く煙に命を吹き込むように描き加え表現している。
左下のスカルはやはり高蝶氏へのオマージュなのだろうか。
高蝶智樹×TNSK
高蝶氏がコレクションしているボーラーハットをシェードとして使い照明に。鉄のアームと合わせ、ソケット下部の関節が可動するようになっている。関節パーツは真鍮で制作。
あまり見た事がなく面白いとのお声を頂いたハットの照明。しかしこいつはまだまだ改良が必要だな。
高蝶智樹
高蝶氏が一枚の真鍮板から打ち出し制作したハット。まるで本物の生地のような質感が伝わってくる。本人曰く、薄い地金だったらこういう表現は割と楽に出来る。厚い地金で柔らかい質感を表現する方が難しい。とは言ってもやはりこの方は...http://speedspecter.jugem.jp/?page=4
高蝶智樹×SARA ARAKI×TNSK
3者の合作となるこちらの作品。
高蝶氏が木にスカルを彫り、更に死者の装飾のようにもTATTOO のようにも見える模様を彫り込んでいる。
ARAKI氏はそこに色を入れていく。鮮やかで力強く。何処と無く「和」を感じる。
僕は木を納める額縁を。全体をシャープに纏め、堅牢な作りの牢屋のようなイメージ。
額縁の下部の真鍮プレートに「LIGHT IN THE SHADOW 」
真鍮製の燭台は高蝶氏が制作
ARAKI氏がFUCKTORY内で描き上げた絵とTNSK照明
エジソン球の灯り
ガラスとカラスと天秤
光と影ということで、シルエットを意識したものを選び展示した。
今回考えさせられた事のうちの一つ、自分の創る物をどう見せるかということ。つまり、家具や什器、照明をどう見せるか。
この灯りは何を照らすか。これは影になったときどう見えるか。
例えば、陽の光が差し込んだ部屋に浮かぶスツールの脚の影。
例えば、陽が落ちて灯す照明の灯り。
更に「創る」ということの視野を広げなければ。
展示期間中、生憎の雨でお足元が悪い中来て下さったお客様に感謝申し上げます。
展示の様子はこちらでも
マンジューローさんありがとうございます。
次回はアートフュージョンの様子を。