in Inspiration
いつもスケートのVIDEOや映画で観ていたアメリカの景色だが実際に自分の眼で観るのは初めてで、そして自分の創った物を展示するのも初めての経験。
今回は初めてだらけの旅の記録を。
SPEED SPECTER [ 7th Direction ] – REQUIEM FOR SPEED –
旅路の途中の高蝶智樹氏と共に渡米し Inspiration Vol.6 に参加した。
僕らのブースでは、カリフォルニア在住のKOMY氏の手掛ける Pinstripe Art を中心に、高蝶氏の創り出す Silver Accessory そして TOMOKI TAKACHO × TNSK の LIGHT を展示した。更に高蝶氏は目の前で Skull を彫る Live Creation を実施。氏の掲げる「常在創作」の精神はアメリカに来ても何一つブレないし変えない。
では周りのブースとは少し違った雰囲気(そう感じたのは僕だけ?)の様子を。
高蝶氏の手によって創り出される Accessory
KOMY氏が手掛ける ART
TNSK のLIGHT
3人それぞれの展示の様子を。
これは Live Creation で彫られている Skull 頭蓋のサイドに彫りが深く刻まれていく。
2日間あるイベントなので初日には仕上げずに彫りだけで留める。
「あんまり速くヤるとヤる事が無くなる」と高蝶氏。
ここまで本当に速い。
一方、KOMY氏の Art
KOMY氏曰く、「全部アドリブで描いたよ。」
規則的に重なったラインが美しい。
ハンドシェイプで切り出された Skate Deck に Pinstripe を描いた作品。
これがアドリブだとは思えない。本当に格好いい。
デザインだけではなく、KOMY氏自身がシルクスクリーンまで手掛けている。
TOMOKI TAKACHO × TNSK のVintage Hat をシェードに用いた照明。写真の物はシンプルなストレートタイプ。
細く2本並んだ可動式のアームタイプ。ソケット部、土台部が可動可能。
土台となっている Brass Base は高蝶氏が手掛けている。
こっちは TNSK 単身での Hat の照明。(遠めの写真で申し訳ない)
鉄を巻いた支柱に囲まれた電球。
古いものと組み合わせた少し風変わりな照明。ぼんやりと淡い灯りが空間に溶け込む。
アメリカの太くゴツイラインとは違い、僕の創り出す細いラインが向こうの方々にどう伝わるのだろうか、と少々不安に思ったが反応してくれる方々もいて正直ホッとした。
万人受けする物は創れないし創っていてもつまらない。しかし、井の中の蛙の状態にも陥りたくない。今回受けた新しい刺激を受け入れて吸収し、自分のラインの引き出しを増やしていきたいと思った。勿論、その引き出しを自在に開閉出来るように。