復元

前回のBlogで書いた CORRODE で共に活動している Sara Araki氏は絵画などアーティスティックな分野で活躍されている。

 

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SPEED SPECTER [ 7th Direction ] -THE TERRITORY- GARAGE REFUSE での合同展示

 

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絵画以外には、頭骨に絵を描いたり、

 


植物を活けたり...。

 

 

「0から1を生み出す」
そんなクリエイティブな活動をしている氏には更に別の顔が。

事故や病気で失われた指など人体の一部をシリコン製の人工修復物「エピテーゼ」で補う技術に取り組んでいる。
Araki氏が代表を務める 「パラメディカルLaboエンジェル」
Araki氏自身がアメリカで開発されたこの「エピテーゼ」の技術を習得し、2013年に石川県小松市にある荒木病院内にラボを開設した。

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失われた人体の形や肌の色、更には皮膚から透けて見える血管まで精密に復元できる「エピテーゼ」Araki氏のラボでは手の指や耳、乳がんの手術で切除した乳房などのエピテーゼを制作している。
カウンセリングから制作まで一貫して行っていて、患者に対する「元に戻してあげたい、力になってあげたい」という気持ちを制作するエピテーゼに投影させている。

一度、指のエピテーゼのサンプルを見させてもらったことがある。パッと見ただけでは人工物だと解らない位に本当に精密な作り。

 

「マイナスをゼロに戻す」
身体の一部が復元される事によって、精神面の不安も拭え去ることが出来、ゼロより更にプラスになるのではないだろうか。