SPEED SPECTER [HARD EIGHT] LOCAL MASH UP Live Creation

前回のブログに続いて、SPEED SPECTER [HARD EIGHT] LOCAL MASH UP feat. TNSK の様子を。

週末のイベントでは、高蝶智樹氏のライブクリエイションが行われた。
「目の前で銀塊を彫る」というシルバー業界ではかなり珍しい(というか他にやってる人が居るのか?)直接銀を削り出してアクセサリーを創造していく。

 

イベント前、朝飯食べながら「今回は何創ろうかね〜」と高蝶氏。
僕の「いつも決めてないんですか?」という問いに高蝶氏の答えは「創る瞬間に決める」との事。氏の場合、その瞬間に完成形が見えているのだろう。
流れるラインに対し瞬間的に反応し切り取り、カタチを創る。
今回のイベントでも「インプロビゼーション」を体感した。

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赤くなるまで熱された銀。高蝶氏の作業を間近で見ていると僕の制作意欲が刺激される。

 

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途中経過。いつ見ても思うが作業スピードが速い。

 

Gallery の2階で接客していたら、あっという間に完成していた。(なので写真は撮れませんでした。申し訳ありません。)

完成したバングルはこちら。Loud Style Design

僅か3時間ほどで仕上がった Loud Style Design のバングル。エッジが効いたラインが LSD らしさを感じさせる。「人間が着ける」という事までしっかりと考えられていて、肌に当たる裏面もしっかりと仕上げられている。

「人が使うという事を考える」という事は僕にも言える事であって、金属が角張っている部分や金属の切断面に出るカエリやバリなどは完全に取り除かなければならない。頻繁に使う物こそ丁寧な仕事が必要だ。

 

クリエイションの後は、何と高蝶氏の彫金教室があり、僕も彫金を体験した。

 

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ペンダントトップ。
流れを掴むには程遠い…。殆ど高蝶氏が仕上げてくれた。
前回に HEAT の小野田社長が創ったピースに僕がパーツをロー付けして、また次の人にパスして…そんな繰り返しで仕上がったこちら。同じ金属と言えども初めて触る銀は全く勝手が解らない。改めて高蝶氏の凄さを感じる事が出来た彫金教室であった。

 

4週に渡って東京森下の REFUSE で行われた Local Mash Up は11月8日から国内ツアーへと加速していく。
詳しくはこちらから。

是非自分の目で確かめて欲しい。瞬間を切り取った物創りを。